立ち止まって水を飲む

創作 メンタル 猫 心情記 他 などをおりまぜて

創作2行詩と銀色夏生

宮崎県出身の女性詩人で、1985年に第1詩集『黄昏国』が刊行されてから30年以上に渡り、多くの詩集や小説、日記風エッセイを世に出してきた銀色夏生さん。

 

温もりがある言葉や胸を打つ言葉を書くことで人気があり、多くの人々から共感を得ている。

 

今回は、そんな独特な言葉遊びも楽しめる銀色夏生さんの世界の中でも、選りすぐりの詩歌を少ないけどピックアップしてみた。

 

f:id:norasiro:20171028160450p:plain

 

天国かと思った    あの花畑

なだらかな丘に    一面のポピー

両手を広げ        空を抱く

 

月あかりの    枕もとで

涙をうかべて  ねたふりをする

 

雨の中    雨宿り中です

今は雨だれをにらみつつ    迷っている所です

 

山は詩歌を拒まない   雲も水も星々も

拒むのはいつも    ヒト

 

静寂と   甘やかな

沈黙に   鳥の声

 

手をにぎり   草の中
 覚悟を   決める

 

やさしくするなら   最後まで

つめたくするなら   最初から

 

悲しみが人を強くすると誰が言ったのだろう

僕たちはいつもいつも

新しい悲しみに打ちのめされている

 

そこで、銀色夏生さんにあやかって2行詩を作ってみた。

 

弱ったときは    目をつぶり

あの人の言葉を    無理やり思い出す

 

宙ぶらりん    ねてもさめても

心が   晴れず

 

あきらめている   俺がいる

あきらめるなという    俺もいる

 

物体はなくても   心の中には

いつも共に    生きている

 

とんぼが飛んで    草ゆれた

さかなを食べて    海もえた

 

さまよう    わかるまい

ぼうぜんと  ただよった

 

すきまに生きてる    雑草たちよ

花まで    咲かそうとするのか

 

以上。

今日はこの辺で・・・・

じゃあまた・・・・